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最終更新日時:2021年6月11日
本町では、岡山県で初となる「気候非常事態宣言」を表明しました。気候変動がすでに異常な状況であることを認識し、地球温暖化対策に取り組む決意を示す「気候非常事態宣言」を表明することで、町民の皆さんの関心を高め、SDGsの「13 気候変動に具体的な対策を」の理念のもと、気候変動に対応する取り組みを行っていきます。
奈義町気候非常事態宣言
近年、地球温暖化の影響とみられる記録的な猛暑、大型化した台風や局地的な集中豪雨による土砂災害や洪水被害など、異常気象による災害が全国各地で発生し、甚大な被害をもたらしています。
2015年に合意されたパリ協定では、「世界全体の平均気温の上昇を、産業革命前に比べ2℃より十分低く保つとともに、1.5℃に抑える努力をする」目標が掲げられ、もはや「気候変動」ではなく、すべての生命にとって生存が危うい「気候危機」と表現されるようにあり、これを防ぐためには、気候変動対策の早急な取り組みが重要であると言われています。
奈義町としても、那岐山のふもと、豊かな自然に恵まれた自然環境を未来の世代に残し、引き継いでいく必要があります。
こうした背景から、気候危機が人々に深刻な影響を与え、脅威となっている状況を町民や事業者などあらゆる主体が認識し、SDGsの目指す持続可能な社会の実現に向け、奈義町は、ここに気候非常事態を宣言し、次の活動に取り組みます。
1 気候変動の危機的状況を町民、事業者、行政などあらゆる主体が広く情報共有し、協働
して気候変動対策に取り組みます。
2 本町の自然環境を町民共通の資産として、将来にわたり保全、活用できる施策を推進し
ます。
3 脱炭素社会の実現に向け、2050年までに二酸化炭素排出実質ゼロを目指します。
令和3年6月8日 岡山県奈義町
宣言の趣旨をふまえ、町民の皆さんと協働により、温室効果ガス削減に対する普及啓発など、次のような取り組みを進め、環境と経済が両立する地域社会の構築に努めていきます。
①地球温暖化の加速化や気候変動がもたらす危機的状況を広く周知し認識を強化
・懸垂幕(庁舎)の設置、デジタルサイネージを活用したPR活動
・広報紙、町ホームぺージ等を活用した積極的な普及啓発活動
②脱炭素社会の実現に向けた「COOL CHOICE」への積極的な取り組み
③教育委員会と連携した小・中学校での環境教育の実施
④地球温暖化対策推進法の一部改正に伴う「地球温暖化対策実行計画 (事務事業編)」の策定
・施策の実施目標を明確にし、地域の再生エネルギーを活用した脱炭素化を促進するため
の計画、環境配慮、地域貢献などの方針の策定
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