阿弥陀堂大イチョウ

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阿弥陀堂の大イチョウ

阿弥陀堂大イチョウ

町指定天然記念物(昭和44年7月7日指定)
小坂字阿弥陀堂

この地に幸福寺という名の寺があったと伝えられ、また東作誌にも載っているが不詳である。寺の跡と思えるものが多くあり、この大イチョウは落雷などで一部が焼けたり、田圃の陰になるためしばしば枝が切られ今の姿になっている。
伝説によれば勢至丸(後の法然上人)がこのイチョウの枝を杖にして菩提寺にのぼり、自から「学成れば根付けよ」と地に挿したのが菩提寺の大イチョウであり、その親木とも伝えられている。枝より垂れる気根は3m余りとなって地中に達する。また実がつかないので雄木といわれる。

注:『奈義町の文化財』(奈義町教育委員会発行2003年2月)より

平成25年に奈義町教育委員会が行った樹勢診断調査の中で、「菩提寺のイチョウ」と「阿弥陀堂のイチョウ」そして隣り合って立つ「天明のイチョウ」は同じDNAを持つことが判明しました。