歌舞伎

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横仙歌舞伎

岡山県重要無形民族文化財よこせんかぶき

横仙歌舞伎
江戸時代後期から受け継がれてきた農村歌舞伎の姿を現在に伝える

この地で受け継がれてきた伝統芸能

横仙とは、奈義町の辺りを指す古い地名で「山の横」という意味です。この地方では古くは山を“仙(せん)”と呼びました。ただの山でなく、人偏をつける事で、厳しい自然環境の中で暮らしていく人々の自然への畏敬の念がうかがえます。
横仙歌舞伎は江戸時代から奈義町に伝わる伝統芸能です。地下芝居(じげしばい)とも呼ばれ、農村の数少ない娯楽として、そして地域の絆を深める年中行事として、今も多くの人々によって大切に年間4回の定期公演の他、県内外への出張公演、慰問公演なども積極的に行っています。

松神神社での公演の様子
松神神社での公演の様子
こども歌舞伎教室「寿曽我対面」
こども歌舞伎教室「寿曽我対面」
歌舞伎専門職員
歌舞伎専門職員

横仙歌舞伎

横仙歌舞伎保存会

平成8年・12年に歌舞伎の後継者育成と振興を目的に「歌舞伎専門職員」を採用し、全国から注目を集めました。その他にも、後継者育成としてこども歌舞伎教室、役者、裏方、三味線や義太夫鳴り物などの教室も開講しています。そして、横仙歌舞伎は岡山県内で唯一自ら衣裳、かつらを保有する団体として地元保存会による年間4回の定期公演のほか保存会指導による
こども歌舞伎教室など保存伝承活動に取り組んでおります。

松神神社舞台

弘化3(1846)年中島東有元城址東側の王子権現の境内に建てられ、大正10(1921)年に移築されたものです。間口7間、奥行4間半の木造平屋で、上手に太夫座・囃子座が設けられ、舞台中央には特殊な木製滑車32個が取り付けられ、直径5.8mのろくろ式の回り舞台になり、床下は化粧・衣装の部屋になっています。江戸末期より歌舞伎が奉納され現在も使用されています。

DATA

四季の公演

『春』4月下旬[松神神社]
『夏』8月下旬
『秋』秋の大公演、11月下旬(2日間)[奈義町文化センター]
『冬』2月下旬
地元保存会による年間4回の定期公演のほか保存会指導によるこども歌舞伎教室など保存伝承活動に取り組んでおります。

お問い合わせ先

横仙歌舞伎保存会事務局 生涯学習課
TEL 0868-36-3034