雄大な自然を借景として建てられた奈義町現代美術館建築の魅力と奈義
町の自然の美しさとを一体に楽しむイベントとして、「ミュージアム×
ナイト 奈義MOCA 2024」を開催いたします。
普段は閉館している夜の美術館を開館し、月の光やライティングによっ
て、普段とは違う幻想的な夜の美術館を、<光>・<音楽>をテーマに、
それら作品を使って美術館を演出していく内容となります。
今回は夜の図書館を舞台に、音楽家・パーカッショニスト・廃品打楽器
協会会長の山口ともさんと、奈義町在住で劇団青年団の俳優・申瑞季
(シン ソゲ)さんをお招きし、普段入ることのできない図書館で、山
口さんの音楽をバックに、申さんによる朗読会を開催します。
【山口とも】音楽家・パーカッショニスト・廃品打楽器協会会長
祖父、山口保治は「かわいい魚屋さん」「ないしょないしょ」など数々
の童謡を創った作曲家。父、山口浩一〔新日本フィルハーモニー/ティ
ンパニー奏者〕の長男として東京に生まれる。
1980年「つのだ☆ひろとJAP,S GAP,S」でデビュー。解散後、フリーの
パーカッション、ドラマーとして早見優・今井美樹・平井堅・石井竜
也・石川さゆり・エゴラッピン数々のアーティストのツアーやレコーデ
ィングに参加。
95年の音楽劇「銀河鉄道の夜」をきっかけに廃品から様々なオリジナル
楽器を作るようになる。おおたか静流とのスピリチュアルなライブパフ
ォーマンスやロックの中山ラビ、等活動の場を広め、04年には日本演芸
協会福岡詩二氏から“打楽器コメディアン”の称号をもらい、東京の演芸
ホール等に出演、好評を博している。03年4月~06年3月までNHK教育
テレビ「ドレミノテレビ」に「ううあ」と「ともとも」の愛称で4年間
レギュラー出演。2022年NHK全国合唱コンクールに廃品打楽器グルー
プ「ティコボ」でスペシャルライブを行い好評を博す。
「音楽=音を楽しむこと」をモットーに近年は子供から大人まで楽しめ
る音楽を目指し、オリジナル廃品楽器を使ったパフォーマンス活動で注
目を浴びている。ガラクタに命を吹き込む打楽器奏者。
【申瑞季(シン ソゲ)】劇団青年団 俳優
韓国東国大学で演劇を学び、卒業後は平田オリザ主宰の劇団青年団に入
団。ヨーロッパツアーや韓国、フランスとの共同制作、現代オペラ、音
楽劇など、ジャンルを超えた幅広い作品に出演。
2017年に菅原直樹主宰のOiBokkeShiの公演に出演したことをきっかけ
に翌年より岡山県奈義町へ移住。