奈義町現代美術館の常設作品である展示室「大地」の空間で、劇団
青年団の俳優5人からなる「スネークさん」によるパフォーマンス
「騒々しい世界へ」を開催します。
それぞれの俳優がコトバやカラダ、歌、音、絵などを使って空間を
構築するパフォーマンスグループ「スネークさん」の生み出す世界は
演劇ともまた違うカタチになります。
秋の夜の美術館、月明かりに照らされ濃く陰影を壁面にもたらす作品
「うつろひ」、そして「スネークさん」、それぞれの作品による表現
の融合を、ぜひお楽しみください。
■予約方法
左記記載のQRコードか、下記のURLフォームよりご予約ください。
https://logoform.jp/form/vqji/1140565
(電話、fax、E-mailの場合は、下記へお問い合わせください)
tell:0868-36-5811/fax:0868-36-5855
E-mail:nagimoca@town.nagi.lg.jp
スネークさん プロフィール
2007 年に青年団若手自主企画 vol.33『スネークさん』(作・出演/
ツキムラニホ、演出/木崎友紀子、出演 / 川隅奈保子・兵藤公美・
申瑞季ほか)を初上演。
2025年、「スネークさん」は月村丹生のフランスからの帰国を機
に、持続的で共生的また創造性をかね備えたパフォーマンスグループ
を作ることを胸に再発足する。
今回の出演者は木崎友紀子、川隅奈保子、兵藤公美、申瑞季、月村
丹生、いずれも劇団青年団で高く評価を受けた俳優。5人のパフォー
マーは、今まで演劇を観たこともなかった様々な土地のひとびととも
演劇的なアプローチを使ってつくり出される場を共有し、客席と舞台
の垣根を少しでも近くゆるやかにしていくことを創作目的としてい
る。それぞれが書き描き、見つめ、カラダをウゴカシ、表現の可能性
を探ることでできる場と、その場にさらに足を運ぶ人々と共に膨張
して、もしかして何かを創り出すことや感じることができるかもしれ
ないと妄想している。“あなたが存在しなければわたしは存在し得な
いから。” 私たちはどこまで柔軟でわがままで自由でいられるだろ
う、あなたがそうである様に。
同時代に生きる私たちが携帯を手に見ている世界は確かにあって、
コミュニケーションやコミュニティでの関係性は幻想との狭間でリア
リティの行き場を探している。声や風景やあなたの息遣いや表情や、
そこに立ち現れるモヤや香りを私たちはつかみたいと欲し始めてい
る。年の差、格差、ジェンダー、国際化、その複雑性の中で、ただ
ただ誰かとシンプルに笑い合いたいと思い始めている。のではないか
と仮定しよう。場を作ることで立ち上がるキセキにしばしの夢を抱こ
う。“そこに行こう。” 演劇はワクワクした待ち合わせ場所、相思相愛
型の一つの可能性を秘めたプリミティブな試みであったはず。そして
ヒトはいつも同じ地平に立っているはず。