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西の熊野・滝山古道を訪ねよう

西の熊野1西の熊野2

昨年(※平成16年7月)は世界遺産に登録された熊野古道は、一躍知名度が高くなりました。

現在でも全国各地に熊野三山を中心とした山岳信仰があり、修験者(山伏)が活躍している姿も珍しくありません。

岡山県北、美作市東粟倉の後山は「西の大峰」と呼ばれ、その山麓に道仙寺があり、九月初旬の大祭には、大護摩供養があり、一万数千人の信者が集まります。

その後山の峰続きに那岐山があり、また滝山へと続いています。

さて、この滝山の中腹に熊野三山を勧請し、中国第一の霊場とよばれた、瀧大領権現が鎮座していました。

明治の初年、修験道が禁止され、熊野信仰は衰退してしまいましたが、今は瀧神社と名をかえ存続しています。

また滝山山麓は明治の末期、陸軍演習場となったので、瀧神社への参詣が困難となりました。

しかし参詣道(古道)は当時の姿のままで保存されています。

現在、瀧神社への参道(古道)は、自衛隊日本原演習場の、敷地内を通るため、日曜、祝日のみ通行が出来ます。

麓の禊橋から古道を歩くこと約三十分、落差十五メートルの滝(雄滝)と岩窟に祀られた瀧神社に到達します。

そこから滝山頂上をめざし、那岐山へと続く、縦走コースもあります。

この古道は、百有余年の樹木が繁る原生林におおわれ、石佛、大鳥居などに昔のおもかげを残し、苔むした岩間を清流がほとばしり、山野草が咲き、見あげる巨木、野鳥の声など、まさに俗界の喧騒を忘れて、かっての女人禁制の霊場や、行跡を静かにしのぶことができます。

(瀧神社宮長 大橋 美代治)

※印は当館で補足しました。
※本文掲載にあたり、大橋美代治様から許諾をいただきました。

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